内視鏡検査を受ける際には、事前の準備が必要になります。特に胃カメラや大腸カメラでは、前日からの食事制限や下剤の服用が求められることが多く、スムーズに進めるためのポイントを押さえておくことが大切です。
内視鏡検査の事前準備
胃内視鏡検査の場合は、前日の夕食を消化の良いものにし、検査当日は絶食となります。水やお茶は摂取できますが、コーヒーやジュースなどは控えるようにしましょう。
また、喫煙や飲酒は胃の状態に影響を与えるため、検査の24時間前から避けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査の場合は、前日から腸内をきれいにするための食事制限が必要です。繊維質の多い食べ物や乳製品、種のある果物などは避け、消化の良い食事を心がけます。
また、検査当日の朝は指定された下剤を飲み、大腸の中をしっかりと洗浄する必要があります。
内視鏡検査当日の流れ
検査当日は、受付を済ませた後、問診や血圧測定が行われます。その後、検査室に移動し、麻酔や鎮静剤を使用する場合は準備をします。
胃内視鏡検査では、喉の麻酔が施され、経口または経鼻で内視鏡が挿入されます。終了後はしばらく休憩した後、医師から結果の説明を受けます。
大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の状態を観察します。ポリープが見つかった場合はその場で切除されることもあります。終了後は、腸内に入れた空気を排出するために少し休憩し、その後医師から結果の説明を受けます。
検査後の過ごし方と注意点
検査後は、麻酔や鎮静剤を使用した場合はしばらく安静にし、ふらつきがなくなってから帰宅します。大腸内視鏡検査を受けた場合は、腸の動きを正常に戻すために、水分をしっかりと摂取することが大切です。